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フェティシズムと私
私がフェティシズムの世界に関わるようになってから、10年以上が経ちます。
当初は、自分自身の性的な関心や仕事としてこの世界に関わっていました。しかし、さまざまなフェティシズムを持つ人たちと出会うなかで、次第に「なぜ人はこれほど特定のものに惹かれるのだろう」ということ自体に興味を持つようになりました。
ラバーや革といった素材、拘束されること、特定の身体部位、衣服、匂い、音、あるいは支配することや支配されること。
同じ「フェティシズム」という言葉で括られていても、その対象も、そこに与えられる意味も、人によって大きく異なります。
さらに興味深いのは、単に「何に性的興奮を感じるのか」だけでは説明できないことです。
ある人にとっては特定の物が性的な刺激になり、ある人にとっては自己認識の一部になり、またある人にとっては、その対象との間にひとつの関係性が生まれます。
人はなぜ特定のものをフェティッシュの対象とするのか。
その対象にどのような意味を与え、どのような関係を結ぶのか。
長年この世界に関わってきた経験から生まれたこうした問いを、現在は大学で人文学を学びながら、文化人類学やセクシュアリティ研究の視点から考えています。
将来的には、フェティシズムを単なる「特殊な性的嗜好」としてではなく、人と物、人と身体、人と人との関係を考えるためのテーマとして、より体系的に研究していきたいと考えています。
関心領域 / Areas of Interest
「フェティシズム|BDSM|物質と身体|セクシュアリティ|人と非人間的対象との関係|セックスワーク」

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